世界陸上特別編

東京で世界陸上がやっているのでそのお話をしたいなと…
もはやダイエット企画関係ないですが運動と言う事でwww

というのも自分も高校生の頃は陸上部で、特に自分は投擲種目をしていたのですが特に日本ではマイナーで偏見がありそうだったので世界陸上をより楽しめる為にやってた側としてお話したいな、と…

まず投擲の読み方ですが(とうてき)と読みます。
陸上競技でいうとハンマー投げ、砲丸投げ、円盤投げ、やり投げがそれです。
自分は一通り練習して1回くらいは全部大会とかでました。
地方大会とかだと投擲種目は人数少ないのですぐ大会出れます(言い方w)高校から陸上競技始めましたが1年生の4月末の記録会に出て5月には大会に出場したので…

その中でも自分がメインでやってたのが『やり投げ』です。世界陸上で男子やり投げは9/17です。https://www.tbs.co.jp/seriku/schedule/

そもそもやり投げは高校生以上でないとちゃんとしたというか、みなさんがイメージしているやりは投げません。
中学生まではジャベリックスローというもをします。

高校生以上でやりになります。
楽天とかでも買えるのでほしい人はかってみてもいいかもです。ピンキリですが5万円くらいを想定してもらえると。 
https://online.nishi.com/shop/c/c7A020505/

意外と結構ルールが細かくて、大会に出るときに使える槍は男子が長さ2m60cm~2m70cm 重さ800g、女子が長さ2m20cm~2m30cm 重さ600gと決められています。
規定に満たされていないと大会では使えないので、地方大会レベルの話だとは思いますが、競技場のを貸してもらったり、一緒に出場する他校の友達のを貸してもらったりしてましたw
けどグリップの感触とかが練習してきたものと違うと結構投げづらいので違和感はあります。グリップが滑らないように炭酸マグネシウムっていう白い粉をかけたりスプレーしたりします。

あと靴ですが、スパイクを履きます。
陸上選手のスパイクってつま先側だけにピンがあるのですが、やり投げのスパイクはかかとにもピンがあります。
あと走る種目の選手のスパイクは軽さ求めてるのに対して、やり投げのスパイクは硬くて重いです。なんだったらハイカットのスパイクとかあります。かかとにもピンが無いと最後結構かかとで衝撃うけるので滑ります。個人的には雨の日に苦手意識があってそれはすごく滑ったことがあって怖いかったから。でも自分は自他ともに認める雨男で思い出はいつの日も雨ですけどね。
自分たちの時はミズノのスパイクが流行ってましたね。

陸上選手って用途によって靴を結構履き替えるので、自分は練習は基本アップシューズ、競技の練習はやり投げのスパイクで分けていましたが、人によってはアップ以外の走る練習は短距離用のスパイクはいたりする人もいたと思います。
ちなみにやり投げ以外の砲丸、円盤、ハンマーの靴は靴底がつるつるでゴムだけです。
あとメーカーによって靴の特徴が違くてって…長くなるので別の機会に…

いま日本のやり投げは北口 榛花選手がいるので男子より女子の方が人気かもですね。
男子の世界記録は98m48で1996年以降約30年更新されてないのですが、恐らくもう更新されないのではないかと思いますね。
これ以上飛んでしまうとフィールド超えてしまって危ないですしね…

やり投げ見ていると助走路の脇にいろいろ置いてあってなんだろうみたいな感じかもしれませんが、あれは目印です。
やり投げは助走して、クロスステップして、投げるというざっくり3つの動作があるのですが、まず助走を開始する場所を決める、そしてステップに移行する場所を決めるのですが、その場所の目印を先に決めておいてそれに合わせて助走します。スッテプの回数とか方法も練習から自分に合った方法見つけてつめていきます。
練習から自分に適したその位置を測っておいて大会でもそれを決めて行います。ちなみに測るときはやりを使って「投擲ラインからやり一つとグリップまで」みたいな測り方しているので競技前に恐らくみんな助走路でやりを倒して測っていると思います。
これを決めておくことで助走からスピードを落とさずにステップしてスローイングまでスムーズにできて、ラインを越えてファールにならないギリギリまで使う事ができて自己記録を少しでも更新できる様にと努力しています。一回の投てきは60秒以内に投げなくてはならないので決め事はしっかりしておきたいですよね。
自分も砲丸投げで大会に出た時に靴ひもが外に出てたという理由でファールになったことがあるのでかなりシビアに見ていると思います。

それがうまくいってちゃんと投げられても、槍が例えば後ろから先に落ちたり、外側のファールゾーンに落ちたりしたらファールとなって記録が生まれないので刺さる最後までわからないです。あとやりが刺さる前に助走路からでてもファールになってしまいます。
やりはスキージャンプとかと同じで向かい風の方が飛ぶのですが角度がつきすぎてしまうと後ろから落ちてしまったりするので技術がいります。

練習とか特にそうなのですが、やりが飛んでいく先に人がいることも多いのでこれから投げるから注意してねという意味で投げる前に「行きます!」とか大きい声で言っておかないと危険です。
投げるときに叫ぶのは…昂ると意外と結構でちゃいますねw投げるときに叫ぶとリミッターが外れて力が出やすくなるとか言いますが、投げ終わった後叫ぶのはテンションですよねw

あと細かい技術的なことも結構ありますが、投げる直前の姿勢の時に投げる方の肘が肩より下がらないようにするというのは結構重要だと思います。
自分はその癖がなかなか抜けなくて肘のじん帯を伸ばしてしまったので…
投げるという行為から野球の肘の故障と似ているのかなと思っていましたが、病院で診てもらったところテニス肘の方が近いと言われましたね。やりの投げ方がテニスのサーブに似ているとかなんとか。
高校の2年4か月ほどしかやってないですが、その短い期間で肘のじん帯損傷、腰のヘルニアなどいまだに影響している怪我をしましたね…
それ以外にもやり投げのやりを握る時って中指とか人差し指をグリップに掛けてやりを回転させるために指先で投げるのですが、中指の指先にマメができてそれが真ん中から裂けて激痛、それでも練習するためにテーピングをしながらやってたら真っ赤に染まるなんてこともあり、それを治療するために病院に行ったら患部に液体窒素をつけて壊死させてとるというのを1回の通院では済まず取れるまで半年くらい通ってましたね。医者からめちゃくちゃ痛いでしょって毎回言われながら液体窒素つけられてましたw

織田裕二さんの様に面白くはできませんでしたが、記録以外の事で見ているときに興味を持ってみて頂けたらなとか思ってます。